変わる常識

 私たちが常識と思っていたものが実は間違っていたと聞き、今までやってきたことは何だったの?…と思った経験はありませんか。

 例えば風邪をひいた時、昔は「お風呂に入るなんてとんでもない」と言われたものですが、今は症状にもよりますがよほどの高熱でない限りはお風呂に入って体を温め、汗をかいた方が治りは早いと言われます。このように、時代とともに様々なことが科学的・医学的に証明されると、間違ったことが正されて新事実・新常識と紹介され、私たちはこれまでやってきたことを改めてきました。真実が明らかにされ正しいことがわかることは良いことです。しかしこれまで正しいと思ってきたこと、特に健康に良いとされてきたことが否定されると、時に何を信じて良いかわからなくなってしまうことはないでしょうか。

変わらないことば

 「主のことばは、とこしえに変わることがない。(Ⅰペテロ1章25節)」

 聖書には変わることのないものが書かれてあります。それは主(神)のことばです。国や地域が変われば文化や風習が異なり、時代が変われば思想や理念また常識が変わります。しかし、主(神)のことばは、国にも地域にも時代にも影響を受けません。事実、聖書の一番古く書かれたのが約3500年前、今の聖書として完成したのが約2000年前ですが、現代語に合わせ訳が改訂されることがあっても、書かれている内容や本質は変わっていません。

そこには

 ・唯一の神が世界を創造し人間を造られたこと

 ・それなのに人は神から離れ罪を犯したことで死ぬ者となり、正しい神のさばきを受けなければならなくなったこと

 ・しかし神は人を愛しあわれみ、その救いの為にご自分の愛する御子イエス・キリストをお遣わしになり、十字架にかけて私たちの代わりにさばいて下さったこと

 ・またイエス・キリストは十字架で死なれたが三日目によみがえられ、これらのことを信じる信仰によって罪の赦しと永遠のいのちを与えようとされていること

が書かれてあります。

 私たちはテレビやインターネットで色々な情報を得ることができますが、それらは本当に正しいものでしょうか。聖書が語る神のことばは、国や時代によって変わる常識とは違い、間違いや修正をかけられる必要のない真理であり、とこしえに変わることがないものです。あなたにとって最も大切な、この変わらないことばに耳を傾けてみませんか?